肩こり解消へのヒント3(肩こりでお悩みの方へ)

 

ゴールデンウイーク(GW)後半の金曜日。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

GWで帰省やレジャーの帰り道の渋滞の中アクセス頂いている方もいるかもしれませんが、運転中の方はご遠慮ください。渋滞していると運転の方だけでなく、同乗者の方も肩が凝りますよね。

 

そこで今回はシリーズ第三弾の肩こり解消、軽減のヒントです。

以前も記しましたが、パーソナルトレーニングを行っていると成人の半分ぐらいは肩こりをお持ちなのではないかと思います。

今回はストレッチポールを使用したエクササイズをいくつかご紹介します。

肩こり解消へのヒント1(肩こりでお悩みの方へ)で書かせていただきましたが、肩こりの多くは肩甲骨の動きが関係しています。

 

■過去の記事【肩こり解消のヒントその1

■過去の記事【肩こり解消のヒントその2

 

そしてその肩甲骨は肩周囲の3つの関節にかかっている骨なのです。

肩甲骨って、関節あるの・・・?そうです、関節をつくっている骨なのです。

 

一つは鎖骨と作っている肩鎖関節。二つ目は一般的に肩といわれる場所を作る肩甲上腕関節。

もう一つは胸郭と作る、肩甲胸郭関節です。

通常多くの関節は靭帯と関節包で安定化した関節を構成します。

 

ところが3つ目の肩甲胸郭関節は人体解剖学上ではなく機能上の関節とされ、靭帯ではなく筋肉や筋膜を通して安定化を図っているのです。(他の関節の靭帯を介して間接的には働いていますが・・・)

それ故、肩甲胸郭関節上の肩甲骨は胸郭の上に浮いた状態となっています。

この為、肩甲骨の位置が良い位置にないと肩こりの原因となってしまいます。

逆に言えば、肩甲骨と筋肉とが良い位置関係にあれば確実に肩こりは解消の方向に向いていきます。

 

そこで今日は簡単にできるエクササイズを一つご紹介します。

ストレッチポールやフォームローラーなどにお尻から頭まで仰向けに乗って頂きます。

もしストレッチポールなどがない方は、毛布など厚手の生地を図のように巻いて、お尻から頭で載せられる長さにして下さい。

厚手のタオルでしたら2重に巻いて(写真は1重)それを2本を「縦」に床に並べます。

 

肩甲骨トレーニング ストレッチポールの代わりに

 

 

 

 

 

 

 

ストレッチポールでのエクササイズは多く紹介されていると思いますが、これらを背骨の下に置くのは、背骨周囲の筋緊張を下げ、胸を開きたいからです。今回は特に肩甲骨引き上げる筋緊張を下げ、肩甲骨をお尻の方にリラックスして下げさせる動きを強調したものです。

手順

①手のひらを確実に床につけます。

②肩を本当に”ごく軽く”頭の方向に引き上げます。この時息を吸ってください。(写真2)

肩凝り軽減 エクササイズ

 

 

 

 

 

 

 

③今度は、息を吐きながら手を床につけたまま、ゆっくりとお尻の方向に手を伸ばしていきます。(首やその周囲の力は抜いて下さい。)写真3

スピードは一で上げて、五かけてゆっくり肩甲骨をおろしながら息を吐く速さです。

肩凝り軽減 エクササイズ

 

 

 

 

 

 

 

これを10~20回ほど行います。

ポイントは手と一緒に肩甲骨を下方(お尻の方)に下げていくこと。

どうしても肩凝りの方は首周囲に力が入りがちですので、肩甲骨は下げ、首の周囲をリラックスさせてください。

そのほか注意点は、

1)ストレッチポール(または巻タオル)から背中を離さないようにすること。

2)手のひらは常に床につけておくこと

3)お尻に手を滑らせるほうを強調して行ってください。(逆だと肩凝りを強調します!)

簡単にできるので、ぜひ行ってみてください。

※痛みやしびれを伴うときはこの運動は避け、無理をしないでください。

 

 

田園調布アスレチックプラスでは、症状に合わせて様々なエクササイズやトレーニングをご用意しています。
パーソナルトレーニングを中心としたトレーニングを行っていますので、トレーナーが毎回お客様の症状に合わせて、トレーニング/エクササイズをオーダーメイドいたします。

【パーソナルトレーニング詳細はこちら】

それではまた次回。

 

by Yamamoto

 

 

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